小松菜│名前の由来はなんと江戸時代

突然ですが、あなたは世の中に何種類くらいの野菜があるか知っていますか?

100種類?200種類?

 

 

 

正解はなんと800種類以上!これは世界全体の話ですが、国内に流通しているものだとだいたい130種類くらいらしいです。

私たちが普段買って野菜だと思っているものはほんの一部なんですね。

でもその一部でさえ、知らないことはけっこう多いんじゃないでしょうか?

わたしも自分で農家になって野菜を作るようになるまで、野菜のことは全然知りませんでした。

でも色々と学んでいくと、

例えばトマトは南米アンデス出身で、雨の少ない乾燥した気候で育ってきたので、梅雨どきの日本の気候は苦手とか、

ピーマンは同じ南米でも熱帯雨林。雨の多い温暖な比較的好条件のもとでぬくぬくと育ってきたので、根をあまり伸ばさず、そのため南米出身の野菜の中では根性がない野菜と言われたり笑

野菜のルーツを知るだけでも、その野菜の見方が変わったり愛情が生まれたりして面白いです笑

ブログの中でも、これまでちょっとした野菜の豆知識をチョコチョコ書いていますが、今日は小松菜の名前の由来についてです(^^♪

なんとなく、名前で地名から取ったのかなと想像できますが、、

小松菜は、江戸時代、現在の江戸川区小松川付近(当時小松川村)でよく作られていたそうです。

諸説ありますが、徳川綱吉に献上された際に地名から名付けられたとも言われています。

小学校のときに学んだ生類憐れみの令の「犬将軍」ですね

小松菜は別名、鶯菜(うぐいすな)とも言われます。

鶯菜というのは、ウグイスが鳴き始める春先から収穫できることからついたもの。

センスあるなー(。-∀-)

なんか一気に小松菜の格が上がったような気がしません?笑

ちなみに、日本固有のものと思いがちですが、菜っ葉のルーツは地中海沿岸。

シルクロードを経由して、日本に伝わってきたのは平安時代です。

菜っ葉はその後、各地の気候に合わせて育っていき、東京都の小松菜や長野県の野沢菜、大阪府のしろ菜などご当地グルメならぬご当地菜っ葉が生まれました。

こちらは当農園の先週の小松菜の様子。

2022年8月25日撮影

小松菜は今週から新たに野菜セットに加わり出荷を始めました♪

春にまいたものと品種は同じですが、葉が大きく、しっかりしていて味は濃く美味しいですよ(^^)

それでは、また明日!