今日は規格外野菜について少し話をしようと思います。
今週から野菜の単品販売も始まり、一部規格外野菜のご案内もしています。
規格外野菜とは、味は問題なくても曲がっていたり傷がついている野菜のこと。
なんと年間に生産される野菜の内、約40%が規格外野菜として食べられずに捨てられてしまっているとも言われています。
よくスーパーやコンビニなどで賞味期限が切れた食材のフードロスが叫ばれていますが、生産の現場でこれだけの量が毎年廃棄されているなんて驚きです。
わたしも実際に生産する側の立場になって初めて、こんなに野菜って捨てられちゃうんだと実感しました。
農業と一口で言っても形態や作っている品目など経営も様々なので他は分からないですが、わたしが今やっている無農薬での野菜栽培に関して言うと、やっぱり農薬を使えないので虫の被害は当然のことながら多いです。
分かりやすく言うなら、今は10作って5を出荷している感じです。残り5は廃棄ですね。
そこから栽培技術を高めたり経験を積み重ねて5を6とか7に引き上げる。
10作って10を出荷するのは不可能なので、いかに廃棄(ロス)を減らせるようにしていくかというのが大事になってきます。
最近では規格外野菜を専門に取り扱うスーパーとかもあるので、あなたも見たことがあるかもしれません。
先月はズッキーニやきゅうりが旬のピークで大量に収穫できたため、規格外ではない正規のものまでも余りすぎて捨てちゃってました。
これはもったいないということで、一部を直売所に出荷したりしましたが、全然余ってしまったので何か考えないといけないなと思ってます。
ただ少量多品目で難しいところは、同じものがずっと余ることはないということ。
先月余ってたズッキーニも、今は旬が終わりほとんど取れなくなりました。
年中ズッキーニだけ生産しているのであれば、常時余りはあるので加工品や子ども食堂への寄付とか考えられるんですけど、野菜も余るものとそうでないもの、いつ余るのかもそのときになってみないと分からないのでなかなか活用の仕方が難しいなと感じてます。
いくつか考えはあるんですけど、体は1つしかないので、それも難しいとこです笑
すいません今日はつらつらとちょっと長くなってしまいました(>_<)
それでは、また明日!